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内視鏡のよくある質問

鼻からの内視鏡検査(胃カメラ)は可能ですか?

当院では口から行う経口検査と、鼻から行う経鼻検査の2種類を実施しています。検査を受ける前にどちらかの方法を選択できます。画質がとても良く、高機能の経鼻スコープを使っているため、経鼻検査でも質の高い検査が行えます。

ピロリ菌検査はできますか?

胃カメラ検査を行っている時に組織を採取して、ピロリ菌感染検査を実施できます。胃カメラ検査をしたことがある方は、胃カメラ検査の代わりに呼気試験や血液検査なども可能です。

普段の飲んでいるお薬で検査前に休薬しないといけないものはありますか?

血糖値を低下させるジャヌビアやアマリールなどをお腹が減っている時に飲むと体へ悪影響が出るため、検査当日は飲まないようにしましょう。血液をサラサラにする抗血小板薬や抗凝固薬などは普段通り服薬するものと、休薬するものに分かれます。日常的にお薬を飲んでいる方は、検査までに服薬か休薬かを医師に確認しておきましょう。

胃カメラ検査でも前日の食事に注意が必要ですか?

検査前日は夜9時までに夕食を食べて頂ければ、食事は何を食べても問題ありません。しかし、夜9時以降から検査終了までは絶食となります。薄いお茶や水などの無糖で透明なものは飲んで頂いても大丈夫です。

大腸カメラ検査前日の食事で注意することはありますか?

検査前日は朝、昼、夕食のいずれも大腸に残りにくく、消化に良いものを少しだけ食べるようにしましょう。夜9時までに夕食を終わらせて、それ以降は検査終了まで何も食べないでください。薄いお茶や水などの糖分が入っておらず、透明なものは飲んでも問題ありません。

内視鏡検査はどれくらい時間がかかりますか?

胃カメラ検査は約5〜10分、大腸カメラ検査は約15分〜30分かかります。大腸カメラ検査では、複数のポリープを切り取らなければいけない状態や癒着が強くカメラの挿入が難しい状態、前処置が上手くいかず腸内に食物や便が残っている状態などの場合は、少し時間を要します。検査が終わった後は個室のリカバリールームで30分〜1時間ほど休憩して頂いた後に検査結果をお伝えし、その後ご自宅に帰って頂きます。

組織検査や大腸ポリープ切除は痛くありませんか?

大腸粘膜や胃には知覚神経が存在せず痛みが生じないため、安心して受けて頂けます。

検査後に食事や運動、旅行などの制限はありますか?

胃カメラ検査が終わってから1時間以上経てば飲食できます。のどなどに局所麻酔をするため、はじめは少しの水を少しずつ試しに飲み、問題ないかを確認しましょう。大腸カメラ検査では、検査が終わってすぐに飲食できます。大腸カメラ検査でポリープを切り取った時や組織を採取した時は、1日〜1週間ほどお酒や入浴、長距離移動、食事、運動などに制限がかかります。一人ひとり制限範囲が異なるため、医師から伝えられた内容を厳守してください。

休薬したお薬は、検査後すぐに飲んだ方がいいですか?

検査のために中断したお薬を飲み始めるのは、基本的には検査翌日からになります。ただし、体調やお薬の種類などで再開時期は異なるため、医師から伝えられた内容を守るようにしましょう。

内視鏡の洗浄や消毒が気になります

当院では検査で使った器具や内視鏡スコープは、内視鏡学会の厳正なガイドラインを遵守して専用の内視鏡洗浄機でしっかりと洗った後に消毒もしています。検査毎に消毒・洗浄した内視鏡を使っているため、安心して検査を受けて頂けます。

毎年の健康診断で便潜血検査を受けています。大腸カメラ検査を受けるべきですか?

便潜血検査は小さい大腸ポリープや早期大腸がんを見落としてしまうケースが多いです。また、症状が進んだ大腸がんを発見できない場合も珍しくありません。そのため、便潜血検査の結果が陰性・陽性どちらであっても、大腸カメラ検査を受けるようにしましょう。大腸カメラ検査を行わなければポリープや大腸がんの早期発見は困難です。また、大腸カメラ検査で見つかった病変を検査中に内視鏡で切り取れます。病気を未然に防ぐ目的でも大腸カメラ検査は役立ちます。

大腸がん検診の便潜血検査で1回だけ陽性を指摘されましたが、大腸カメラ検査を受けるべきですか?

便潜血検査で一度でも陽性になれば、消化管のどこかの部位で出血があったということを意味します。そのため、病変を早めに見つける機会と考えて忘れずに消化器科にご相談ください。

痔からの出血で便潜血陽性になったのではと思うのですが、大腸カメラ検査を受けるべきですか?

大腸がんのケースも考えられるため、速やかに当院へお問い合わせください。当院では痔に関しても専門的な診療をしており、患者様への負担が少ない大腸カメラ検査も実施しています。治療時に患者様が苦痛や痛みを極力感じないようにしています。

内視鏡検査を受けるベストタイミングはいつですか?

大腸がんや胃がんは40歳になると発症する可能性が高くなってくるため、どちらの疾患に対しても40歳が一番適切な検査時期です。当院では40歳以上で、今まで内視鏡検査を実施したことがない方には、可能な限り早めに検査をすることを推奨しています。また、当院では大腸と胃の内視鏡検査を同日に実施できるため、お気軽にご相談ください。

胃カメラ検査は何年ごとにすると安心ですか?

患者様の発症リスクによっても異なりますが、基本的に毎年1回は胃カメラ検査を受けるようにしましょう。

ピロリ菌除菌治療を受けて除菌に成功しましたが、胃カメラ検査は必要ですか?

ピロリ菌が除菌された後も、萎縮性胃炎は治らないケースが大半です。そのため、除菌後も定期的に胃カメラ検査を行うのをお勧めします。発症リスクが低くなっても、除菌した後に胃がんにかかる場合もあります。確認のために毎年1回は胃カメラ検査を受けるようにしましょう。

大腸カメラ検査はどんな頻度で受けるべきですか?

大腸カメラ検査を受けるべき頻度は、その方の状況などによっても異なります。あくまで目安ですが、前回の検査で大腸ポリープが見つからなかった時は2〜3年後、大腸ポリープを切り取った時は1年後に受けることをお勧めします。